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セカイはひとつ [雑記]

みんな母国が好きで、母国が一番だと思っている。当然と言えば当然の話か。インドに来るまで発展途上国の人々は、もっと先進国に憧れているのかと思っていたけど、意外とそうではないらしい。むしろ自国が世界で一番だと考えている人が多い。(必ずしも正確な情報を基に一番だと言っている訳では無いが。)それはある意味自然なことで、人間(生物)は慣れ親しんだ環境が一番いいと感じる様に出来ている。

愛国心があるっていうのは良い事だと思うし、自分も日本の外に出て愛国心が増した気がする。けれどその反面、ずっと日本が何でも凄いと思い込んでいた節があった事に気づいた。それは違ったんだと今は何となく感じる。もちろん日本は便利だし、サービスが行き届いているし、綺麗だし、技術も持っている。日本ってめちゃくちゃ凄い国なんだって何となく思い込んでしまう。(もちろん凄い部分も沢山ある。)


その、『母国は先進的である』という考えをベースにして、”自分たちの常識=世界スタンダードであるべき”という考え方をいつの間にか持ってしまっているのかもしれない。日本企業とやり取りするときに時々感じるんだよな、他の文化、とりわけ発展途上国に対するある意味差別的というか偏見が持たれているのを。そりゃ自分もここに来るまでは見えてなかった部分だし、日本でしか生活してきていない人にとっては仕方ない事だとも言える。日本は小さな島国のほぼ単一民族国家なわけだし、英語もろくに話せないし、シャイだし、その分他民族・他文化との接触へのハードルは上がるはず。だけどもう少し外への理解があっても良いんじゃないかなと思わないでもない。

なんやかんや日本って実はアウトロー。商習慣はインドと並んで特殊だと言われるし、宗教なんかも軽視というか形骸化しまくっているし。(俺も信じてない。)関係無いけどアジアの中で白人国家に唯一戦争で勝った国だし。ガラパゴスってのはホント。個人的にはアウトローは好きやけど、世界的に割と特殊な世界に生きているってことくらいはもっと皆に知ってほしい。



そういえば『世界は一つ』って言葉、たまに聞く気がするけど。これってそれぞれの違った世界が尊重し合って1つにまとまるってことであって、決して自分の世界が他の世界で通用することではない。もっと言うと、世界が”標準化”・”単一化”・”欧米化”することでは全くない。それぞれ全く別の習慣やシステムをベースに社会が形成されている。信じられないことも起こる。単一化されそうもない。そう考えるとイスラム世界が欧米に刃を向けるのも分からなくもないが・・・・(この件、今はスルー)



とりあえず、



”同じ日常とは思えない日常がそこにはある” 
”世界は一つを目指すべきだけど、単一化を目指すべきではない”



半年で学んだことはコレ! コレだけ!!

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